プリパラアイドルをやめた(仮)
まず始めに、今回はこじつけと勝手なイメージと憶測と筋肉でものを語っているので、くしゃみをしたら出てきたハナクソをぼんやり眺める感じで読んでもらいたい。
好きだったプリパラが終わって早1ヶ月が過ぎた。
とはいっても最後に筐体に足を運んだのは3月27日であり、最終回放送も確かその日だった気がする。
自分はあの日から、筐体へ赴くことはおろか、アニメ公式や関連SNSのフォローを外し、ファイリングしてあるプリチケもしていないプリチケもごっちゃに、バッグごと棚にしまい込んだ。プリパラが終わるのが、信じられなくて信じたくなくて、見たくなかったから。
今日あの最後の日から初めて、プリチケを取り出してみた。マイキャラのそら(神アイドル)ピンで写っているドリチケが、最後に筐体に行った状態そのままでこっちを見ていた。マイキャラの中では一番のベテランで、始めて神アイドルになった子。あの日のままの笑顔でこっちを見ていて、それがなんだかすごく悲しくて、思わず涙が出てきた。鼻水も出てきた。(汚い)
思えば自分はプリパラを始めた大学1年の秋から、大学2年の3月まで、ほぼ毎週とはいかないが毎月必ず筐体の前でマイキャラとプリパラライフを楽しんでいた。たくさんの経験と楽しさを教えてくれた。
プリパラに誘ってくれたEちゃん。それがすべての始まり。
EちゃんNちゃん三人で大学の帰りに筐体2台をぐるぐる使っていたこと。
初めてのライブで神アクセを出して騒いだこと。
休日に三人で2~3時間ひたすらプリパラをして、帰りにデニーズでマイチケを広げていたこと。
軽率にマイキャラを増やし身内では最古参のEちゃんより大所帯になっていたこと。
両替した100円玉をポケットの中にため込んで、ちびっこの後ろに当然のように並んでいたこと。
KINGOFPRISM(キンプリ)にハマってキンプリのキャラも作った。
みかんちゃんのコスプレをしたこと。(あろみか併せができた)
地元の友達Nをプリパラに誘って待ち合わせをして一緒にやっていたこと。
キンプリで知り合ったフォロワー・Mさんのヒロと自分のカケルでペアライブをしたこと。
大学生になるまでゲームセンターに近寄らなかった人間が、(ほぼ)週1でゲーセンに行っていたことにも驚いたが、プリパラにもらった思い出がたくさんあることに驚いた。キンプリにハマったのもプリパラのおかげだし、イベント参加やカフェには行けなかったがジャンル移行が激しい自分としては長く落ち着いていた。
プリパラとプリ☆チャンは違うのだ。
もういまいつものゲームセンターに寄っても、プリパラの筐体の隣には「キラチケ」を排出するための筐体が居座っているのだろう。ジュリィもファララも降りてこない。
きっとプリパラ時代の曲は入っていないのだろう。らぁらにもゆいにも、会えないのだ。
そう思うとどうしても筐体に行く気になれなかった。
それにこの幼稚な心は桃山みらいと萌黄えもがらぁらたちの座にいることが許せなかった。プリパラが、ずっと続くと思っていた。ずっとらぁらのかしこま!が聞けると思っていた。
それをあっけなく崩したプリ☆チャンを安易に受け入れることができなかった。大好きならぁらやそふぃみれぃ、ゆいやあろみかがもう毎週笑顔を見せてくれないこと。
なんだかマイキャラと共に歩んでいた「神アイドル」への道があっけなく崩されてしまったことが無性に悲しくて、悔しくてプリ☆チャンの二人にすべての責任を擦り付けていた。
自分はプリパラが終わったときに、プリパラは心の中にしまって、もう掘り起こさないで眠らせる時なんだな、と思った。
筐体に行かなくなった自分はニンテンドーswitchのカセットをやっていた。これなら永遠に終わらないし、コーデも楽しめる。でもやっぱり筐体のボタンを押して、プリチケを受け取る行為には全く敵わなかった。フォロワーさんがプリチャンしてきた!と画像を上げるのをみて、とてもとても羨ましかった。
羨ましいならやりに行けばいいのに、と思うだろうし、自身もよく思っていた。でも決心もつかないしあの2人を目の前にしたとき、自分がちゃんと受け入れるかわからなかったから。
そして今日、夕飯を食べながらテレビを見ていたらいつもの番組でmakeitのイントロが使われていた。引退以来、初めて聞いた気がしてちょっとしんみりした気持ちになりながら、そうだあとでswitchでもやろう、と思った。
ソフトを開いて、makeitを少し涙目でやった。そらみスマイルの3人で。
次はどうしようかと適当にプリパラストーリーを開いたら、オリジナルストーリーの一番最後、「Forever Friends み~んなトモダチ み~んなアイドル」だけがクリアされていなかった。忘れていたのもあるが好きなものの最後を見るのが嫌な自分は積極的に残しておいたんだと思う。
いい機会だから、とりあえずクリアだけさせておこうとプレイした。
そうしたらストーリー中にらぁらに
「そらちゃん、プリパラすきになってくれた?」と聞かれた。
選択肢は「ずっとまえからプリパラをあいしてます♪」を選んだ。
らぁらは
「そらちゃんをあいしてる!ずっといっしょだよ。だってあたしたちはトモダチだもん。ずっとずっとわすれないでね。ありがとう。これからもヨロシクね。」
といった。涙が止まらなかった。遺言みたいなのに、これからもプリパラの世界で会えるようなセリフだった。
みらいと元の世界に戻るマイキャラに、みらいは優しく語りかけてくれた。彼女も、三次元の自分にとってはプリパラの世界の人間である。それはすなわちらぁらがこれからを託したプリパラアイドルなのだ。
ストーリーが終わったあと、プリチケを引っ張り出してこの記事を作成する現在に至る。
まだアニメを見る勇気は出てこないし、らぁらに会えないのもしばらくは戸惑いそうだけど、少し筐体に行ってみたいな、と思った。
ストーリー1話だけで一人のオタクが救われてしまった(チョロい)
とりあえずプリチケ整理から始めてみようかな、と思った。
涙もろいオタクなのでプリチケが濡れないことを祈るばかりである。すでにこれを書いている最中にティッシュが10枚ほどしおしおになった。
また大きな画面でマイキャラを見ることができたら、twitterなり、忘れていなかったらはてブロにでもその感想を残そうと思う。多分初めてプリパラを触った日を重ねながら笑えていたらいいなと思う。